シオン
「さっきはなんかゴメンな」
お姉さんが好き
って言ってた人だ・・・


やっぱり
2人並ぶと
お似合い


やっぱり
両想いじゃないのかな



「ううん大丈夫だ」

優くんなんか
疲れてる



「おうまた来るわ」

あはは
また・・・?
また来るのか・・・
んー


「もう来なくていいよ」


優くん・・・


なんか
うれしい




「なんか優が謝れってうるさくてさ・・・」
コソッと教えてくれた


「おいっさっさと帰れー」


「バイバイ」
優くんと一緒に手を振る



「おう」



「彼女さんもバイバイ」

彼女?
ちょっと・・・
照れるよ




「えっ。あっ、さようなら」



なんか優しいのかな・・・




「優、ちゃんと守るんだぞ」


勘違いしちゃうから・・・
優くんが私の事を好き
って勘違いしちゃうから・・・




「ちょっとっ
おいっ・・・
あー
やっとあいつら帰った」



なんか今日は
疲れた




「俺がどうのこうのとか
忘れていいよ」



頭の中で繰り返される言葉

“大切な人だよ”
“優が好きになるのも分かるわ”




忘れることなんてできない

嘘だとわかっても
なんかうれしかった




「今日はこのまま寝るか」

「うん」


今日はいろいろ
あったけど

まぁ
それなりに良かったかな・・・


優くんの隣で寝た
この日は
いい夢が見れそう
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