シオン
「あのー」


「はい」
私と優くんが
口をそろえて返事をする


「そろそろ
面会時間が・・・」




時計を見ると
もうすぐで面会時間が
終了する



「優くん帰んないといけないね」



「おう
そうだな・・・」



放射線か


優くんは


『大丈夫だろ』

ってなんか
軽い感じだったけど


ほんとに大丈夫かな__



「じゃーね
花音ちゃん」



「うん
ばいばい」




主治医に
もう一回相談してみよう
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