シオン
優くんが私の事を聞いて泣いた


それがうれしくて泣いた

自分の事のように思ってくれている
事がなによりうれしかった・・・




癌など
どうでもいいと思った






「花音ちゃん?
生きてっ・・・っ
生きて?
生きてほしい」


生きる・・・


どうでもいいと
思ってた



でも
私は
生きようと思う



「俺のために生きて?」



彼のために生きようと思う

「死なないで・・・」

うん
死なない
頑張る
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