守られお姫様~姫と騎士たち~(仮)


チュンチュン-


「...ま......さ.....よ...」

「・・・ん」

「..じ...さ..あ...で...よ...」

「・・・んん」

「......お嬢様!」

「わっ?!」


あたしは急に大きい声が聞こえ、驚いて上半身をおもいっきり起こした。


「あ、やっとお目覚めですか?」


にこやかに微笑みを向けたこの人、尾崎悠。

あたしの幼なじみであり、あたし専属の執事でもある。


「悠!もうちょっと優しく起こしてよ!びっくりするじゃない」

「美桜お嬢様は、優しく起こして起きたことが一度もありません。」

「うっ・・・」

「はい、今日はハーブティーをご用意しました」

「・・・ありがとう」


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