GIVE ME your…


作家じゃあるまいし
そんな超大作の
反省文書けるかよ。


あたしは零同様、
完全に手が止まってる。



「そういえば俺、
前にも反省文
書いたことある。」



ってあんた
反省文経験済みかよ!


先程まであった
緊張感はもう微塵も
感じられない。



「んでさ、
後悔して
もうしませんって。
更に駄目押しで、
反省の証拠に期末
頑張るから
見逃してくれ的なこと
書いたら許してもらえた。」



おいおい。


結構緩いな、先生。



「でもさ前回の期末
やばかったから
この手通用しないしなー。」



零の担任が話しを
遮るように咳ばらいをした。



「お前は反省文
マニュアルもついでに
書くつもりか?」



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