幼なじみのアイツ






「うん!!」

私はそう返して蒼の腰に腕を回した。


「…莉愛。そんな可愛いことしてると襲いたくなるんだけど」

お、襲いたくなるって!?!?


「ここ保健室だし丁度いいじゃん。莉愛、ベッドのほう移動するぞ」

蒼はにやりと笑って、私を離し立ち上がる。

「…バカ。エロ。変態」

「そんなこと言われたって思春期だもんっ」

わざとかわいこぶって言って頬を膨らませる蒼はちょっと可愛い…かも。


「…やっぱいいや。莉愛とヤるのは最初は俺の部屋がいいな」


俺の部屋!?!?

って蒼の部屋だよね??

恥ずかしい…


「じゃ、教室戻るぞ。ってもう昼休みじゃん」



そして私達は


2人で手を繋いで


教室に戻った







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