幼なじみのアイツ


「や、ちょ…蒼!?やめてよ」


私はスカートをおさえる。


「えぇ…別にいいじゃん。いつものことだし」

蒼はにっこり微笑む。

毎朝、私のスカートをめくって下着を確認するのが蒼の日課。

他の人は見てないけど恥ずかしい。

「蒼がよくても私は嫌なの!!」

私が言うと蒼は不服そうに唇を尖らせた。

「早く学校行こっ」

「やだ」


…は??


「莉愛が俺にキスしてくれたら行く」

蒼ははぶてたように言う。


…きっ、キス!?

私が蒼に!?

でも…しないと絶対学校行かないよね…


「…わかった。目閉じて」

「マジっ!?やったぁ」

蒼は目を閉じる。


私はゆっくりと近づきそっと唇を重ねた。


すぐに唇を離すと蒼が目を開けた。
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