神魔界伝説
「逃げてばかりではいつまでもつかな」



クモ男は手を伸ばして何かを掴む仕草をした。



玲子の足元にあったクモ男が吐いた糸の塊が動き出し玲子の足にひっついた。



玲子の動きが止まったのを見て、クモ男は網を口から吐いた。



玲子は虫霊のムチで切ったが、地面にあるクモ男の吐いた糸がもう片足にもへばりつくのを防げなかった。



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