神魔界伝説
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老人は三人に向かっていった。



「いよいよ。

最後の試験だ。

この九尾から抜けでてみよ」



老人が合図すると、三人は九尾の口に吸い込まれた。



老人はそれを見届けて、穏やかな顔で笑った。



九尾が言った。



「じじい、久しぶりだな。

見込みがある奴らなのか?

この試験に通ったのは、お前くらいだったな」



老人が言った。



「ここから離れてくれ」



「どういうことだ」



「久しぶりに洋魔と一戦しないとな。

終わるまで預けておく、早く行け」



九尾は老人を振り返りながらその場を去った。

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