神魔界伝説
若者は日向から離れた。



若者が指を動かした。



日向の足元が柔らかくなり、両足が包み込まれて、動けなくなった。



足元からの肉の固まりは膝から腰、さらに胸のあたりまで上がってきた。



「もうすぐ終わらせてやるぜ」



若者の指の動きに合わせるかのように、体を覆い始めた。
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