神魔界伝説
日向はすっかり固まってしまった。



「けっこう、あっけなかったな」



若者が固まった日向に近づいて、手でコンコンと叩いた。



日向の固まった像から、霊気の槍が出てきた。



若者はすんでのところでかわした。



「危ない危ない。

刺されるところだった。

まだ、死んでいないんだな。

えっ!?」



霊気の槍が途中から折れ曲がって、若者を突いた。
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