Boys Kissシリーズ・おねだりのキス
おねだりのキス
「ねぇ、キスして良い?」
「―はい?」
その日、オレはアイツと勉強会をしていた。
学校でも指折りの頭の良さを持つコイツの部屋で、二人っきりで勉強をしていた。
…はず、だった。
なのにいきなりの言葉に、頭の中が真っ白になってしまう。
ああ…せっかく覚えた数式が消えていってしまう…。
「じゃなくてっ! 何いきなり言い出してんだよ?」
「だって、キスしたいもん」
「…高校3年生の男が、もんとか言うな。気色悪い」
「あっ、ヒドイ」
黙っていればインテリ系の美青年に見えるコイツが、同性であり、また目立たないオレとキスしたがる理由が分からない。
「発情しているなら、女の子を相手にしろ。その方が良いだろう?」
「良くないよ。俺、お前とキスしたいし」
…勉強のし過ぎで、頭のネジが飛んだのだろうか?
「お前はイヤ? 俺とキスするの?」
「いっイヤとかの問題じゃなくてなぁ。お前なら可愛い子や美人とすぐにキスとかできるだろう?」
「―はい?」
その日、オレはアイツと勉強会をしていた。
学校でも指折りの頭の良さを持つコイツの部屋で、二人っきりで勉強をしていた。
…はず、だった。
なのにいきなりの言葉に、頭の中が真っ白になってしまう。
ああ…せっかく覚えた数式が消えていってしまう…。
「じゃなくてっ! 何いきなり言い出してんだよ?」
「だって、キスしたいもん」
「…高校3年生の男が、もんとか言うな。気色悪い」
「あっ、ヒドイ」
黙っていればインテリ系の美青年に見えるコイツが、同性であり、また目立たないオレとキスしたがる理由が分からない。
「発情しているなら、女の子を相手にしろ。その方が良いだろう?」
「良くないよ。俺、お前とキスしたいし」
…勉強のし過ぎで、頭のネジが飛んだのだろうか?
「お前はイヤ? 俺とキスするの?」
「いっイヤとかの問題じゃなくてなぁ。お前なら可愛い子や美人とすぐにキスとかできるだろう?」
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