私の子猫くん
「大丈夫。コウは何も気にしないで。ただ私の傍にいてくれればいいから。」






「本当に?」






「うん。あ、でも、靴下ぐらいは自分で履けるようになってくれると嬉しいかな。」







「うん。僕、頑張る!」








コウが私の最後の人になればいい。







まだ、人間として未熟でも、そんなの関係ない。









心の底からそう思った。






もう亮も恐くなんかない。






ね?コウ。


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