私の子猫くん


「……コウ?」





「……えっ?」






「大丈夫?」






「……うん。大丈夫。」






……そう言ったけれど、上手く笑えているかどうか自信はなかった。






「じゃあね。」






彼はそんな僕を嘲笑うかのように、満足そうな笑みを浮かべながら帰って行った。


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