私の子猫くん
「……じゃあ、何かあったらこの番号に電話してね。それから、誰が来ても出なくていいから。約束だよ?」
「うん。分かった。」
……私は色々心配しちゃうほうだから、勘違いかもしれない。
もし、コウが私のことを考えてくれているなら、邪魔しちゃ悪いよね。
「今日はちょっと遅くなるかもしれないけど、お昼ごはんにツナマヨのおにぎりを握ってあるし、夕ご飯はまた一緒に食べようね。」
「やった!楽しみにしてるね。」
……それだけ、コウが成長したってことなのかな。
「それじゃ、行ってくるね。」
「うん。いってらっしゃい!」
……何か少し寂しい。