私の子猫くん
『あん。ぼくはあんにひろってもらってから、きょうまで、とってもしあわせだったよ。
あんといっしょにすごせたじかんは、ぼくのたからもの。
あんがりょうときすをしているところをみたことはかなしかったけど、それでもあんはぼくのいちばんたいせつなひとです。
ねぇ、あん。あんはぼくのことをすきだった?すきだったっておもっていてもいい?
あさ、あんにきすをしたあとの、かおをあかくするところがすきでした。
あんのつくってくれるおさかなのりょうり、どれもおいしかったよ。
あんのべっど、とってもいいにおいがして、ぼくのいちばんのおきにいりでした。
いっしょにねて、いっしょにおふろにはいって、いっしょにてをつないでいろんなところへあるいていったり、いっしゅんいっしゅんがとってもとってもしあわせだったよ。
あん。もし、さいごにすこしだけわがままをいっていいのなら、きいてほしいことがあります。
ぼくのことをおぼえてて、わすれないで。
ぼくはずっとわすれないから。あんをずっとすきでいるから。
ぼくとすごしたじかん、ぼくがいたあかしを、ずっとおぼえててください。
だいすきだよ。あん。
せかいでいちばん、あんのことをあいしてます。
こころからありがとう。
それから、なかなかいえなかったけど、コウっていうなまえもだいすきでした。
ほんとうにありがとうね。
コウ』