私の子猫くん
「杏ちゃん、今日はもうあがっていいよ。」
「え?もういいんですか?」
「あぁ。今日はもうピークを過ぎたみたいだし、猫の様子が気になるんだろ?」
「え?」
「顔に出てるよ?」
……何か今日はダメみたいだ。
「じゃあ、お言葉に甘えてあがらさしてもらいます。」
「おぅ。イケメンの猫によろしく。」
……イケメンの猫か。
うん。確かにそうだ。
私は、頬を緩ませながら、帰りの支度をして、家に帰った。