私の子猫くん
「杏ちゃん、この子は?」




杏に連れてきてもらった場所は、何か不思議な匂いがする場所だった。




「えーと……何て言うか……」




……あ、杏が困ってる。




……僕が答えたほうがいいのかな?




「あの、僕は……「私の大切な人です。」




僕が答えようとすると、杏は僕の言葉に覆い被せるようにそう言った。




……大切な人だって。嬉しいな。


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