運命
決意
「好きでした!付き合って下さい」

「・・・ごめん。そうゆうのはちょっと・・」

「うん。わかったァ」

静かな教室に重く漂う空気。

告白したのは三浦 可憐
告白されたのは 飯塚 陸
友達の一線を越えた可憐。


・・・
「りさぁ-?」

「・・・ふぁい」

電話越しに聞こえる
眠たそうな親友の声。

「アタシ。振られちゃったァ」

ベッドから飛び起きる
寝ぼけた少女。

この少女こそ運命に出会うのだ。

「・・・りさ。聞いてる?」

佐々木りさ
高校1年生。

「聞いてる。陸の奴!!!」

怒るりさ。
なだめる可憐。

「いいんだって!わかってたし」

「そぉ?まぁ陸意外にも
いい男はいっぱいいるよ?」

啜り泣きが電話越しに聞こえる。

「うん・・・ありあとぉ。したらガッコでね。」

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