幼なじみ














「おしゃべりはいとでんわがいい。学校に行くときも帰るときも、昔みたいに」



俺ら、ちっとも変わってないじゃないか。



今は手をつないでで、そこらへんをブラブラ。





コンビニに行くことや、腹が減ったことさえ忘れて。


手をつないで、昔に戻ったみたいだ。





タイムマシーンがなくたって。


これから、もあるんだ。











「窓からのぞき見するのは…極力さけてね」



「ばれてたんだ…」











また、俺らの時間が始まる。

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