地味女が巻き込まれました。【上完】【修正中】


「こいつは綾乃だ。」


なんの迷いも無く言う。


「じゃあ上の名前はわかる?誕生日は?血液型は?」

「・・・・」


廉は何も
答えられなくて黙る。


そういえば私は廉達に
自分の事何も話したことがない。


でも竜さんにだって
話したことは無い。

きっと過去の私が
お喋りしたのだろうけど。

「じゃあ、僕が答えてあげるよ」


「りゅ、竜さん・・・もう、やめません!?」


私は話をやめさせようと
慌てて止めに入った。


< 271 / 308 >

この作品をシェア

pagetop