黒〜忘れた罪〜
死にたくない!!!!
そう思って、気がついたら……
お医者さんが血まみれで倒れてた。
「っうぁぁぁぁ!!!」
『何!?どうかした!?』
僕が叫んだ瞬間、他のお医者さんが何人か部屋に入ってきた。
倒れているお医者さんを見るなり、皆、無言で僕に歩み寄った。
手に、鎌や包丁を持って。
僕は、逃げた。
必死で。
後ろから、お医者さん達が追いかけてきた。
曲がり角を沢山曲がって、何とか撒いたんだ。