後輩クンは毒舌サン。




「あ、あたしは2年の如月杏奈!

こう見えても生徒会副会長なの」



えへへと照れ笑いを浮かべると、


薫…くんは「知ってます」と言って笑った。




くそぅ。やっぱり可愛い。


まさか男の子に対抗心を抱く日が来るとは…。



「あ、そういえば先輩。1ついいですか?」


「ん?」



薫くんはニッコリと、それはそれは可愛らしい笑顔で…






「先輩って、馬鹿なんですね」



…とんでもないことを口にした。




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