こい〜君に恋してる〜
第2章 距離

愁也side

朝、俺は相原を起こすため2階に行き、窓を叩いた。こんなんで本当に起きるのか?と思いつつ・・・。
「相原ー。朝だぞ起きろー」
と、声を掛けながら窓を叩くと意外にも早く起きてきた。
「うるさいわね・・・。
そんなに叩かなくても起きるわよ。」
目をこすりながらダルそうにそう言うと
「じゃあ用意するから、家の前で待っときなさいよね!」
と言って窓を閉めた。
一緒に学校に行くパターンか。ま、別にいいけどな。家の前に行くとすでに相原が待っていた。
「遅いし!私より先に起きたくせに」
と言いかばんを投げてきた。
「私を待たせた罰。学校まで持っててね」
「なんで俺がお前のかばん持たなきゃいけないわけ!?自分で持てよ」
「いちいちうるさい男ね。そんなんだったら真由に嫌われるわよ」
うぅ・・・痛い所を刺された。
「早く持って歩く!遅いわよ!」
「はいはい今行きますよー」
俺は相原に振り回されながら学校に行った。
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