斜め横の彼

私はその頃、
年上の人と仲が良かった。

詳しく覚えてないけど、
多分、中学生くらいの
お兄ちゃん達。

何処で知り合ったかは
覚えてない。

両親に殴られるのは、
当たり前だと思ってた。

みんなそうなんだって。
でもお兄ちゃん達は、
違うって言った。

そう言われた日、
私は家に帰らなかった。

何だかわからないけれど
怖かった。
< 53 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop