君だけを……。



「そんなことがあったから、まだ彼女と続いてると思ったの。
そしたらちょうど、転校の話しが出たみたい」




純が睨むように俺を見ながら、続けた。




「これで分かったでしょ?
なぜ別れなければいけなかったのか。

だから次は、ちゃんと気持ち言いなよ?」




俺は力一杯頷いた。




「サンキュー。
教えてくれて。

今度はちゃんと伝えるよ」




話しが終わって、この日は別れた。




< 107 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop