君だけを……。



「悔しかったの……。
あっさり別れて。

調べたら、すぐに誰か、分かった。
だけど、すぐに行ったって、悔しさは晴らせないから……。

幸せのところへ行って、私のだって、見せつけたかった。

2人の仲を、壊したかったの……!」




自分勝手な言い分に、俺はとうとう怒鳴った。




「ふざけるなっ!
元はと言えば、お前の浮気が原因だろうがっ!」



「ごっ、ごめんなさい……」




元カノは、泣き出してしまった。




< 109 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop