君だけを……。



手をポンと叩いて、ナイスアイデアと言わんばかりに目を輝かせて言った。


私は、その言葉に呆然としてしまう。




「何で直樹と住むの?」



「俺んち広いし、2人は大丈夫じゃん。
それにいずれ結婚するんだからいいんじゃない?」



「えっ……?」




自分の耳を疑ってしまった。




「違うの?」



「えっ、イヤ……
違うくないけど……」



「じゃあ、いいじゃん」




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