君だけを……。



「待ち合わせとかはしてないから、直樹が哀を見つけたのは偶然だけどね。
それを教えた時、勝手だけど今までのこと話して、話すように言ったの。

2人共、じれったいんだもん」




腕を組んで、頬を膨らます純ちゃん。



こんなところまで迷惑をかけていた。


ずっと味方でいてくれた純ちゃんには、感謝しかなかった。




「さて、私は先に帰るよ。

直樹、あとはまかせた。
ちゃんと送るんだよ!」




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