君だけを……。



「……哀?」



「あっ、おはよ」




目を擦りながら、起きた。


目の前では、堂々と哀が着替えていた。



手を出してしまったんだけど、目のやり場に困った。


だから、哀を見ないようにキョロキョロしていた。




「ねぇ、とりあえず服着てくれる?
話しはそのあとで」




ちょっと不機嫌に思えた。




「分かった」




頷きながら返事をすると、着替えを終えた哀は部屋を出て行った。




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