君だけを……。
*浮気と彼女
「その気持ちは、分からないでもないけどさ……」
気持ちを理解してくれたことで、少しだけほっとした。
救われた気がしたんだ。
そんな中、急に哀がポンッと手を叩いた。
何かを思いついたようだった。
「じゃあさ、私が寂しさを紛らわす相手になってあげるよ」
「は?」
一瞬、何を言われてるのか、理解が出来なかった。
「だから、直樹が彼女と出来なくてどうしてもヤりたくなったら、相手する。
まぁ、簡単に言えば浮気だけどねー」