君だけを……。



そんな表情を、もっと見たいと思った。


彼女をほっといて、哀ともっと一緒にいたいと思うようになった。



だから俺は、彼女と別れる決意をした。


浮気はしてしまったけど、二股は嫌だった。


それに、彼女より哀を大事にしたいと思った。



その為、彼女を呼び出し、別れを告げた。




「別れて欲しいんだ」



「えっ……何で?」




彼女は驚いていた。


そこまで驚かれるとは思っていなかった。




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