君だけを……。
「あっ、おはよ」
起きたのもきにせず、目の前で着替えを続けた。
直樹は、私を見ないように、キョロキョロしてる。
状況が分かってないみたいだ。
「ねぇ、とりあえず服着てくれる?
話しはそのあとで」
「ああ、分かった」
私は着替え終えて、飲み物を取りに、部屋を出た。
浮気の相談をされたけど、今回直樹がしたことこそ浮気じゃないのか?
結局、彼女と同じことをしてるじゃないかと思いながら、飲み物を取り、部屋に戻った。