青色のこの海に
退屈
「そうでも、ハツには関係ないでしょ」
「関係はないですが、今からサボりを考えるのは無謀ですよ」
カオルの隣に座る湍水 初音
そしてその後ろで寝ているのが湯澤 雅
二人はカオルと同じで幼稚園のころからの幼なじみ。
幼なじみ……
今は私を含めこの四人
ハツは
最近までは初音と読んでいたのだが某ボーカロイドの苗字と同じなためか本人が嫌がりハツ
昔はものすごい泣き虫だったのに、今となっては頼れる委員長だ
ただし、これまた口が悪いというか論理的な考えばかりで……
雅は唯一の男子だが
ものすごいマイペース。
しかし、たまに痛いところをついてくる
「先生は社会科研究室からいらっしゃるので今から教室を出れば、屋上にしろ玄関にしろ途中で鉢合わせになりますよ」
「ふぁーなんだ? またサボる気なのか?スミ」