あなたの彼女になりたくて
もう!!!


本当に何なのよ!!!


寝たふりよ!!

寝たふり!!



てか、夜這いとかだったら大声出すから!!


「夏希…」



あ~止めて!!耳元で囁かないで。


「夏希…?」



私は寝てるの!!

お願いだから出て行って!!


てか、女の子の部屋に黙って入るなんて……

どういう神経してんのよ!!



しかも夜だよ?

いやいや…昼だからいいっていうわけじゃないね…。


「夏希?寝たふりしてると…襲うぞ?」



カバッ―――!!!


思いっきり目が覚めた。

こいつ、ありえん!!



てか、こういうキャラだった?


「何やってんの!?」

「いや…夏希と一緒に寝ようと思って」

「はぁ!?何考えてんの!!」


下にお母さんいるし!!

って…そういう問題じゃないし。


「久しぶりにいいだろ?」

「マジ無理!!」


もちろん、会話はコソコソ話し。

こんなとこ、お母さんに見られでもしたら……





いや……逆に喜ぶだろうな。
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