あなたの彼女になりたくて
エロいよ………。


何やってんのかな?私達……


こういうの……好きな人同士がする事なのに。



我慢できなくて……

ちょっとの隙をついて、訴えかける。



「翔くん……」

「翔って呼んで?」


「翔……」




言っちゃった。

恥ずかしい……。


「やべぇ。お前、かわいすぎる……」



そう言うと、翔君は私の上に乗っかってきた。


えっ……??



この状況は………


ヤバくない??



「夏希……いい?」


いいって……どういう意味よ!!



いいわけないでしょ!!


でも…体が言う事を聞かない。



私の体は翔君に支配されてる状態。


「あっ……」



首筋にキスが降りてきた。



私ったら、何て声出してんのよ!!


服の中に、翔君の手が入ってきた。



もうダメ………。


覚悟を決めたその時……



「ゴメン。俺…何してるんだろうな…」


「謝らないで。私なら……大丈夫だよ?」


「夏希…ちゃんと好きな人とした方がいいよ」


「私は……」


言えない。



言えるわけない。
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