あなたの彼女になりたくて
10年分の想い
2人で食べた親子丼。



店屋物とはいえ、かなり美味しかった。




翔君と2人で食べたからかな?



でも……正直言うと……味は、あんまり覚えてない。




ドキドキしてたから。



だって、翔君の部屋に誘われたんだよ??




正気でいられるかっつーの!!!



ベッドでする事って言ったら……


1つしかないよね……。




って、ダメダメ!!



付き合ってるわけでもないのに……




こんな関係……ダメだよね。



分かってるけど……




何で止められないんだろ……。




コンコン。




翔君の部屋の前。



明らかに高まってる私の心臓。




ガチャッ――――。



「どうぞ~」




来ちゃった。




これから、何されようと文句は言えない。



私が悪い。




そんなの分かってる。



でも、私は翔君が好き。




この気持ちに嘘はない。




だから……いいよね?
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