あなたの彼女になりたくて
「おはよっ!!夏希」


「おはよう、舞」



朝から超元気な舞。




朝は、テンションが低い私には羨ましい。




そういえば……昨日は浮かれすぎてて舞に報告するの忘れてた。



「舞、あとで話しがあるんだけど…」



「何?あっ、その顔は何やらうれしい報告かな~」


「へへっ…」



「じゃあ、後でゆっくり聞くね」




あ~、幸せだと何でも幸せに思えちゃう。



この通学路だって、いつもは長く感じるのに幸せに浸れるから、もう少し長くてもいいかなって思える。




憧れは、翔君と一緒に学校まで一緒に行く事だけど……



それは無理だってあきらめてる。




翔君のファンに見つかったら何されるか…。




かなりモテてるし。



一緒に住んでるってバレたら殺されるかもしれない。




教室に入ると、真っ先に翔君が目に入る。



これは、ずっと前から。
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