あなたの彼女になりたくて
ふと我に返ると……




翔君が、ものすごく怖い顔してる。




ちょっと笑いすぎたかな?





「ゴメン……」




謝るより先に……





翔君にベッドに押し倒された。




「夏希……俺の事、好き?」



好き……だよ。




なんて、面と向かって言うと恥ずかしい。




「うん……」




これが精一杯。



なのに……




「好きって言えよ」




だから、Sな翔君には逆らえないんだってば!!





「すっ…好き…です」



「よくできました」




そして、またキスが降りてくる。





「夏希……好きだ」



真っ直ぐ目を見て言ってくれる。




そんな所も、たまらなく愛しい。



もう……大丈夫。




「いいよ……翔君なら」



「夏希……言ってる意味、分かってる?」



「うん…」



「そんなかわいい事言われると…俺、我慢できねぇ…」




服の中に、翔君の手が入ってきた。



翔君も緊張してる?




前も、こんな展開になったけど……



かなりスムーズだったような……
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