あなたの彼女になりたくて
「もしかして……篠田が絡んでるのか?」


「うん……」


「それは厄介だな…。でも相原が何とかしてくれるだろ?」


「うん。だといいけど…」


「もし……相原でも無理な時は、俺に言え。必ず何とかするから」





カッコいいと素直に思った。




あんまり真剣な顔で言うから……



こんな、ほっしーの顔……めったに見れないし。




「頼むから……1人で悩んで俺の前から消えたりしないでくれよ…」



「………うん」




何故か、ほっしーから目を反らせなかった。




ほっしーって……こんな顔とかするんだ。




「ほっしーって、彼女いるの?」



「何だよ、急に」



「ほっしーってモテそうだし」




その身なりがちゃんとしてればだけど。



あえて、それは言わない事にしよう。




「俺、全然モテないんだよな。前も女心が分かってないって振られたしな」


「へぇ~、ほっしーって女心が分からないんだ」


「さぁな。かれこれ2年ぐらいいないかな」




教師だと忙しくて出会いもないのだとか。
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