あなたの彼女になりたくて
「2年もいないなんて何か意外」



「そう?だったら川島が俺の彼女になるか?」




はっ?ほんと、ほっしーって女心分かってないな。




「なぁんてな。生徒に手なんか出せないし」




ごもっとも。何か笑えてくる。




「あはははっ。ほっしーが生徒に手なんか出せないでしょ」



「笑いすぎ。俺も本気で彼女探そうかな」




そう言って、私の頭を撫でたほっしー。



ほっしーが本気なら、すぐ見つかるよ。





まさか……このベランダでの出来事が……




あんな事になるなんて……





思ってもみなかった。




もう私は……




彼女の手の平の上で…





踊らされていたのだ。



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