あなたの彼女になりたくて
次の日の朝。




ひどい状態の私の顔を見て、舞と優樹奈ちゃんにベランダに連れて行かれた。





「何かあった?」



「…………」



「ちゃんと言って!!」




言ったら多分、また泣くだろうな。





「翔君と別れた……」



「「はぁ!?」」




2人で思いっきり叫ぶもんだから、教室の中まで聞こえてたみたいで、みんな見てる。




窓、閉まってるのに。





「何で?」



「ただ、私とヤリたかったんだって……」



「そんな事言ったの?」



「何か……信じられない」




舞も優樹奈ちゃんも、ほんとに優しい……。




また目頭が熱くなってくるよ。





「何か……おかしくない?」



「おかしいって何が?」




突然、舞がそんな事を言い出した。



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