あなたの彼女になりたくて
……………あれ??




待っては見たけど、ほっしーの唇の温もりを感じない。



目を開けると、悲しそうな顔をしたほっしーがいた。





「俺は……川島が好きだ。でも……こういうのは、ちゃんと好きな人とした方がいいよ」





ほっしーが……私を??




今、かなり驚く事をサラリと言っちゃったよね??





「生徒に、こんな事言うのは間違ってるけど……何でだろ?言っちゃった……」




新しい恋を始めたら、翔君を忘れられると思う。





でも……担任の先生と始めるのはダメだよね。




「ほっしー、ありがとう。でもね……」



「あ~言うな!分かってるから。でも……もう1回だけ抱きしめてもいい?」




「うん……いいよ」





やっぱり、ほっしーの温もりはいい匂い。




違う形で出会ってたら、間違いなくほっしーと新しい恋を始めただろうな。



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