*春待つ疑問符*
兄ちゃんが急かすから、僕は靴を履くのにもたついてしまった。

まったく、兄ちゃんも子供なんだから。

思いついたらすぐやらなきゃ気が済まない。

ハル先生んちに行って、なにする気だろ?

僕は、昨日見ちゃった写真のこと、聞こうかなぁなんて考えてたら、

まだ靴が履けていないことに気付きました。

「…、履かせてあげまちょうか?タマちゃん。」

兄ちゃんは僕をバカにしました。
< 104 / 128 >

この作品をシェア

pagetop