*春待つ疑問符*
「すみません。遠慮なしで。」

ハル先生が申し訳なさそうにお母さんに言う。

「うちは大歓迎よ。ハル先生とハル先生の弟さんなら。それより!ハル先生の弟さんがタケル君だったなんて!似てる気がしてたけど、まさかねぇ。」

お母さんは興奮気味に話す。

「すみません。急に来たもんで。私も驚いているところです。」

ハル先生はさらに申し訳なさそうに話す。

「母さん腹減った!」

僕も!ユウト君もだよ!

「はいはい。もうできるから。ハル先生も座ってね。」

お母さんは台所に戻る。

そしてその後、起きて来たお父さんはやっぱり驚いて固まったんだ。
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