*春待つ疑問符*

*兄弟昔ばなし。

「ハルト君とタケ…ユウト君が兄弟だったとは、驚いたなぁ。」

お父さんは朝ご飯が終わると、驚きを再確認するかのように呟いた。

「ハル君、ちゃんと先生してます?もう心配で心配で。」

ユウト君がお父さんにたずねる。

「子供たちに大人気だよ。いや、街中の人気者だよ。」

お父さんが言う。

「ホントですか!?ハル君やるじゃん。」

ユウト君が言う。

「悠斗、そろそろ失礼しようか!」

ハル先生の笑顔がゆがむ。

「まだいいじゃん。もっと聞きたい!ハル君の活躍!」

ユウト君言う。

「そんなにないから!この1ヶ月、迷惑しかかけてないよ。」

ハル先生が言う。
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