*春待つ疑問符*
「弟にびびってちゃ、高校教師、無理だから感謝してよね。」

ユウト君が言う。

「別にそれが理由で小学校の先生になったんじゃないよ。」

ハル先生が言う。

「言い訳しちゃって。」

ユウト君が言う。

「元々俺は、小学校の先生になりたかったの!変更なんてしてないよ。」

ハル先生が言う。

「なにそれ!聞いてない!」

「言ってないし。」

「でも、びびってたよね…」

「びびってないよ。」

「嘘だぁ…」
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