*春待つ疑問符*
僕らがカエデおばあちゃんの家の玄関に近づいた時、中から男が出てきた。

男は僕らと目が合うなり、走り出したのだ。

「怪しすぎる!!」

そう叫んだカズマ君は、急いで玄関を入ると、そこにはカエデおばあちゃんが倒れていた。

「大丈夫!?」

カズマ君に続き家に入った僕たちは、カエデおばあちゃんを心配する。

「大丈夫だよ…」

カエデおばあちゃんはすぐに返事を返してくれた。

「犯人を追おう!」

カズマ君が叫んだ。

「ダメだよ、危ない。」

カエデおばあちゃんが言う。

そうだよ、ハル先生も言ってた。危ないことしちゃダメだって!僕らだけでムリしちゃダメだって!

僕が言うと、カズマ君はおまわりさんを呼んでくると、家を飛び出した。

ヒロ君もカズマ君に続き家を飛び出した。

僕とタクミ君は、カエデおばあちゃんの側にいたが、心配になった僕は玄関先で、2人を待った。
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