*春待つ疑問符*
予定より1時間ほど過ぎて始まることになった入学式の冒頭は、僕がお父さんとお母さんに頭を押さえられて謝罪する、カッコ悪い姿で始まった。
顔を上げた僕が笑っていたので、みんなが笑ったが、お父さんとお母さんだけは、苦笑いだった。
その後、副校長の進行で始まった式で紹介された僕らの担任の先生は、
グレーの髪の毛、
3つのピアス、
スーツを着て遅刻したお兄さん、
あの、ハルト君だった。
副校長は、ハルト君の先生らしからぬ格好の謝罪、先生が遅刻したことの謝罪に一生懸命だった。
その副校長の横で、当のハルト君は、満面の笑顔をみんなに振りまいていた。
僕はハルト君の格好に驚いたりしなかったけど、僕の横の友だちは…
同じく驚いたりしなかった。
それより保護者の反応は…
顔を上げた僕が笑っていたので、みんなが笑ったが、お父さんとお母さんだけは、苦笑いだった。
その後、副校長の進行で始まった式で紹介された僕らの担任の先生は、
グレーの髪の毛、
3つのピアス、
スーツを着て遅刻したお兄さん、
あの、ハルト君だった。
副校長は、ハルト君の先生らしからぬ格好の謝罪、先生が遅刻したことの謝罪に一生懸命だった。
その副校長の横で、当のハルト君は、満面の笑顔をみんなに振りまいていた。
僕はハルト君の格好に驚いたりしなかったけど、僕の横の友だちは…
同じく驚いたりしなかった。
それより保護者の反応は…