*春待つ疑問符*
「危険から街の人々を守って当たり前、

守れなかったらどうして守ってくれなかったんだって責められて、

警察官だって人だぞって…、

お父さんは逃げたんだ。

警察官を辞めて逃げ帰ったんだ。」

「……。」

「カズマのお兄ちゃんも、桐谷君のお父さんも、とっさに思ったんじゃないかなぁ、

助けたいって。

きっと体が勝手に動いた。

自分にも大切な家族はいるから。



「ハル先生…」

カズマ君とカズマ君のお父さんの所に、桐谷君を連れたハル先生が現れた。
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